現代人が生活するうえで、電子レンジはもはや必要不可欠な家電となっています。
しかし、オーブンレンジという家電もあることはご存じでしょうか?
オーブンレンジというのは、一般的な電子レンジにオーブン機能やノンフライ機能などを追加した家電のことを指します。
これが物凄く便利なのですが、電子レンジと比較して値段もやや高めなので、購入をためらう人が多い印象です。
なので今回は、私が購入した日立製のオーブンレンジをレビューしていきたいと思います。
オーブンレンジを購入するべきか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
商品概要
- 全体サイズ:幅483mm×奥行388mm×高さ340mm
- 庫内サイズ:幅295mm×奥行316mm×高さ220mm
- 総庫内容量:22L
- 赤外線センサー
- 温度センサー
- 付属品:黒皿 / 給水タンク / レシピ集
- 5種類の加熱方法
レンジ / オーブン / グリル / スチーム / 加熱水蒸気 - 84種のオートメニュー
私が購入したのは【MRO-S7X R】ですが、後継機種も販売されているので確認してみてください。
最新型に拘らないのであれば、旧機種の方が安いのでおすすめです。
使用期間
前置きとして書いておきますが、私がこの商品を購入してからレビュー記事を書くまでには、1年半以上もの期間が空いています。
日常的に使用しているため、見た目は少し汚くなっていますが、使用感に関しては、かなり参考になるかと思います。
取扱説明書
このオーブンレンジの取扱説明書兼レシピ集です。
食材ごとのおすすめの温め方や、手入れの仕方なども詳しく書かれています。
正直なところ、あまりにも多機能過ぎて、使っている私も全ての機能を把握出来ていません。
オートメニューが載っているページの一例です。
このオーブンレンジは、全部で5種類の加熱方法があるので、様々な料理を作ることが可能です。
- レンジ
- オーブン
- グリル
- スチーム
- 加熱水蒸気
レシピ集では、作り方やコツが丁寧に説明されているので、料理初心者の方でも大丈夫だと思います。
また、オートメニューには、焼き物・炒め物・揚げ物・煮物・スイーツなどの項目があります。
私の場合は、ノンフライ機能で【鶏のから揚げ】をよく作っています。
この記事の後半では、【鶏のから揚げ】を実際に調理した例を載せています。
全体像
正面
正面から見た様子はこんな感じです。
見た目に関しては、黒と赤を基調とした洗練されたデザインだと感じました。
キッチンに置いてあるだけで、ちょっとオシャレに見えます。
ちなみにですが、この商品を初めて利用する際は、メニュー【67 脱臭】を選択し、一度空焚きをすることが推奨されています。
側面
側面から見た様子はこんな感じです。
右面と背面に関しては、壁にピッタリとくっ付けて配置しても大丈夫です。
左面は4cm、上面は10cmの隙間を空けて配置する必要があります。
オーブンレンジにしては、かなり自由に配置できる部類なんじゃないかな?
ちなみにですが、私はオーブンレンジを冷蔵庫の上に載せています。
正直このような配置はしたくなかったのですが、一人暮らしの狭い家だと、しょうがない部分ですね。
冷蔵庫に関しては、レビュー記事も公開しているので、良ければ見てください。
付属品
黒皿
ノンフライ機能などを利用する際に、皿受棚にセットする黒皿です。
サイズは31cm×31cmの正方形で、表面はホーロー加工が施されています。
黒皿本体にも記載されていますが、レンジ機能の際は使用することが出来ません。
また、黒皿を利用する際は、アルミホイルを敷いてから使用することを推奨します。
使い始めの頃は、アルミホイルを敷かずに利用していたのですが、食材が引っ付いたりして中々面倒なことになっていました。
使用後の手入れも簡単になるので、アルミホイルを敷いてから使うようにしましょう。
給水タンク
オーブンレンジの下部に取り付ける、給水タンクです。
スチーム機能や加熱水蒸気機能などを利用する際に、水を入れてセットします。
給水タンクを使い終わった後は、メニュー【66 水抜き】を選択し、オーブンレンジ内から水分を抜き出します。
こうすることで、カビや雑菌の繁殖を防ぐことが出来ます。
手入れがやや面倒ですが、水蒸気機能があることで調理に幅が生まれているため、仕方のないところだと思っています。
庫内
オーブンレンジの庫内の様子です。
シリコン系塗装がされているので、比較的汚れにくいです。
ヒーターが露出していないので、庫内の手入れがしやすいのも特徴ですね。
また、給水タンクをセットして、【お手入れ】ボタンを押すことで、スチームで庫内の汚れを落とすといった機能もあります。
上段
下段
皿受棚は上段と下段があり、加熱の仕方によって使い分けます。
私の場合、基本的には上段で使うことが多いですね。
スーパーマーケットで売っているようなピザを置くと、こんな感じです。
最近だと、こういったピザも値上がりしてきましたね...
鶏の唐揚げを作ってみた
今回は、ノンフライ機能を使って【鶏の唐揚げ】を作ってみたいと思います。
めちゃくちゃ簡単なので、夕飯のおかずや酒の肴におすすめのメニューです。
材料
- 一口サイズに切った鶏肉(もも肉)
- 唐揚げ粉
使用する材料は、たった2つだけです。
今回は、鶏のもも肉を使用します。
鶏肉に関しては、一口サイズに切ったものを冷凍保存しておくと便利です。
唐揚げ粉に関しては、日清の唐揚げ粉が100円くらいで購入できるので、最もおすすめです。
様々な唐揚げ粉を試してみましたが、日清の唐揚げ粉が一番上手く調理出来ます。
ポイントとしては、水に溶かないタイプの唐揚げ粉を使うことですね。
唐揚げ粉をまぶす
まずは、ボウルに唐揚げ粉を入れて、鶏肉に軽くまぶします。
ノンフライ機能を使う
アルミホイルを敷いた黒皿の上に、唐揚げ粉をまぶした鶏肉を並べていきます。
ポイントとしては、油分の多い皮目を上にすると、出来上がった際に引っ付きにくいです。
黒皿を皿受棚にセットします。
操作パネルから、【ノンフライ】ボタンを押します。
オート調理が始まりました。
後は23分待つだけで完成です。
完成!!
完成後の様子がこちらです。
見栄えは正直イマイチですが、味はめちゃくちゃ美味いです。
実際に作ってみるまでは、『ノンフライだから、パサパサな仕上がりになるだろうなぁ』と思っていたのですが、食べてみると全然パサパサしていません。
これで普通の唐揚げよりもカロリーが低いのですから、大満足の出来です。
ただ一点だけ注意しておくと、冷凍のイカリングをノンフライ機能で試したことがあるのですが、全然上手く調理出来ませんでした。
おそらく、食材自体が持っている油分が影響しているのだと思われます。
裏技にはなりますが、油分の少ない食材をノンフライする場合は、油を吹きかけてあげると上手く調理することが出来ます。
注意点
オーブン機能やノンフライ機能を利用した後は冷却モードに入るので、少しの間レンジ機能が使えなくなります。
なので、冷凍のご飯をレンジで解凍して、ノンフライで鶏の唐揚げを作りたい場合などは、順序をよく考えて利用する必要があります。
電子レンジとの比較
『オーブンレンジって、電子レンジと比較してどうなの?』という疑問を浮かべている人のために、私なりに長所と短所をまとめてみました。
かなり簡潔にまとめられていると思うので、良ければ見てください。
使用感
最後に使用感についてです。
私は一人暮らしを始める際に、オーブンレンジを含めた色々な家電を購入したのですが、この商品が最も買って良かったと感じている家電です。
通常の電子レンジより値段が高かったので迷いましたが、我ながら良い決断でした。
最も良かった点を挙げると、普段の料理に選択肢が増えるという点ですかね。
『唐揚げを作りたいけど、油の後始末が面倒だなぁ』という場合は、ノンフライ機能を使えば良いですし、ケーキ・パンなどを作りたい場合に、『オーブンを持ってないから、作るのは諦めよう...』といったことが無くなります。
他に良かった点としては、電子レンジとオーブントースターの機能を一つにしたようなものなので、配置に必要なスペースが減るというのも大きな利点ですね。
ただ、この記事を書いている際に、様々な機能をフル活用出来ていないと感じたので、今後は色々と試していきたいと思います。