突然ですが、皆さんは掃除をこまめにするタイプでしょうか?
私は自他共に認める綺麗好きなので、結構こまめに掃除をするタイプです。
しかし、普段の掃除では、掃除機でゴミを吸い取ったり、バスタブ・トイレをブラシで磨いたりするといった程度しかしていません。
そんなことを続けていると、普段気にしていないような浴室や食器に、水垢・茶渋がこびりついていました。
流石に危機感を覚えたので、去年の年末にクエン酸を使った大掃除をしてみました。
というわけで今回は、クエン酸を利用した水垢・茶渋落としの実験結果を記事にしてみたいと思います。
これから水回りの掃除をしようと考えている人は、参考にしてみてください。
クエン酸とは?
『クエン酸って何?』という方のために、一応簡単な説明をしておきます。
クエン酸とは、レモンや蜜柑といった柑橘系や梅干しなどに含まれている酸味のことです。
ラムネやジュースなどの材料としても使用されます。
酸っぱいグミに付いている白い粉も、クエン酸なんじゃないかな?
クエン酸は食品だけでなく、掃除にも活用出来ます。
クエン酸は酸性のため、水垢などのアルカリ性の汚れ落としや、除菌・消臭などに効果的です。
似たようなものに重曹(炭酸水素ナトリウム)がありますが、あちらはアルカリ性です。
重曹もクッキーやホットケーキ作りに利用されていますね。
クエン酸を使用する際の注意点ですが、塩素系の製品とは併用しないようにしましょう。
パッケージにも混ぜるな危険と書いてあるので、大丈夫だとは思いますが...
使用する製品
まず最初に、私が掃除に使用したクエン酸の製品ですが、スプレータイプと粉末タイプの2種類を用意しました。
使用期限などは特にないので、どのようなタイプの製品を購入するか迷っている人は、両方買ってみても良いかもしれません。
値段もそれほど高くなかったので、私は両方買ってみました。
スプレータイプ
スプレータイプは、クエン酸が泡となって対象に貼り付くので、シンクや鏡などの掃除に便利です。
また、粉末タイプとは違い、自分で水分を足して配合する必要がないため、めんどくさがり屋の人にもおすすめです。
粉末タイプを水で割って自分でスプレーにする方法もあるのですが、泡状にはならないので、この製品を買うのが無難かもしれません。
粉末タイプ
粉末タイプは、水やお湯に溶かして使用します。
なので、電気ケトルやピッチャーなどに使用するのがおすすめです。
粉末タイプは色々なメーカーから商品が出ていますが、それほど性能差はないはずなので、一番安いものを買えば良いと思います。
茶渋【ピッチャー】
初戦の相手は、ピッチャー(飲み物を入れる容器)です。
一人暮らしの私は、毎日自分でお茶を作って、この容器に入れています。
ちなみに、クエン酸の用途の中に茶渋は含まれていなかったのですが、まぁイケるだろうということで、今回チャレンジしてみました。
茶渋は酸性のようなので、重曹の方が効果的だと思います。
掃除前
この記事を書くことを決めてから、【Before ⇒ After】の様子が明確に分かるように、あえて茶渋が残るようにしておきました。
わざと茶渋が残るようにしたのですが、よくよく考えると、この記事を見ている人からしたら『よくこんなに汚い状況まで放置していたなぁ』とか思われてそうで、なんか複雑な気持ちですね。
一応、名誉のために言っておきますが、普段はめちゃくちゃ綺麗好きなんですよ!!
掃除のやり方
ピッチャーに粉末タイプのクエン酸を適量入れます。
水200mmにクエン酸小さじ1杯と書かれていましたが、私はクエン酸やや多めの配分にしておきました。
耐熱容器なので、クエン酸を入れたピッチャーにお湯を注いで、クエン酸水を作ります。
クエン酸水を作ると、すぐに表面の茶渋が剝がれ始めました。
この時点で、必ず綺麗になると確信しました。
一時間経過した後の様子です。
茶渋が全部取れて、底の方に溜まっています。
汚れが取れた後は、流水でしっかりと洗っていきます。
掃除後
掃除後の写真がコチラ(。-`ω-)
ピッカピカですね。ほぼ新品のようなものです。
水で洗い流した時にピカピカ過ぎて、思わず声が出てしまいました。
これは大成功といっても良いのではないでしょうか。
クエン酸は茶渋汚れにも効果があるということですね。
電気ケトル
2回戦の相手は、電気ケトル君です。
一人暮らしの強い味方ですが、毎日水を沸かすだけなので、それほど丁寧に掃除をすることはありません。
掃除前
水垢が円状に点々と存在していることが確認出来るかと思います。
これは、水道水のミネラルが固まって結晶化したものです。
スポンジでこすっても、取ることは出来ません。
注ぎ口にも線状に水垢が確認出来ます。
別に身体に害はないのですが、見た目が汚いので掃除していきたいと思います。
こちらも粉末タイプのクエン酸を使用します。
粉末タイプのクエン酸を入れ、水を注いでから、お湯を沸かすだけです。
そして1時間ほど放置してから、水で洗い流していきます。
掃除後
掃除後の写真がコチラ(。-`ω-)
これまたピッカピカです。
注ぎ口の写真を撮るのを忘れてしまっていたのですが、同様に綺麗になっていました。
クエン酸が最強だということが証明されてしまいましたね。
浴室 - 鏡
3回戦の相手は、風呂場の鏡ですね。
かなり厳しい試合になることが予想されます。
掃除前
よくある風呂場の鏡ですね。
水垢が全体に散らばっています。
今回は、鏡に貼り付いてくれるように、スプレータイプのクエン酸を使用します。
スプレーをかけてみましたが、かなり下にずり落ちてきます。
泡の軌跡が綺麗になっている気がするので、効果が期待出来ます。
泡がずり落ちてくるのを防ぐため、ラップで全体的に包んでいきます。
こうした方がより効果が見込めるようです。
掃除中は風呂場が酸っぱい匂いに包まれているので、長居すると気持ち悪くなってきます。
掃除後
掃除後の写真がコチラです。
はい、何が変わったのか分かりません( ;∀;)
ラップまで貼ったのに、あまり効果がありませんでした。
クエン酸の濃度が低かったのか、水垢が強過ぎたのか分かりません。
鏡が綺麗になることに期待していたので、かなり残念な結果となってしまいました。
風呂場 - 蛇口
スプレータイプが効果のあるものなのか確かめるために、もう一ヵ所試しておきます。
最後の場所は、風呂場の蛇口部分です。
掃除前
掃除前は、かなり目立つように水垢が付いてしまっています。
流石にこれは落としたいですね。
今回もスプレーを吹きかけた後に、ラップで泡を固定していきます。
掃除後
掃除後の写真がコチラです(。-`ω-)
めちゃくちゃ綺麗になりました。
ただ、ほんの少し汚れを取り切れていない箇所がぽつぽつとあります。
おそらく、綺麗にラップすることが出来なかった箇所でしょう。
まぁ、先程の鏡と比較すると上出来とは思います。
2回くらいに分けて同じ作業をすれば、ピッカピカになるんじゃないかな。
まとめ
対象 | スプレータイプ | 粉末タイプ |
---|---|---|
ピッチャー【茶渋】 | - | ◎ |
電気ケトル【水垢】 | - | ◎ |
鏡【水垢】 | × | - |
蛇口【水垢】 | 〇 | - |
今回の実験結果としては、こんな感じかな。
粉末タイプが優れていて、スプレータイプが劣っているといった話ではなく、鏡の水垢汚れが強かっただけなのだと思います。
スプレータイプを使う際は、気持ち多めに泡を使って丁寧にラップをすることが大事なのかもしれません。
ただ、鏡の水垢はもっと根本的な、何か別の対策が必要な気もします。
余談
今回はクエン酸を使った掃除でしたが、ラップを貼る必要があったりとやや面倒くさい部分もありました。
軽い水垢程度なら、メラミンスポンジで擦った方が、楽に水垢を取れるのでおすすめです。
電気ケトルなどは、クエン酸を使うのが一番手っ取り早い方法だと思います。