2021年の春から、大手携帯会社が【ahamo / povo / linemo】といった格安プランを発表しました。
そして先日、KDDIが【povo】における新プランである【povo2.0】の提供を始めました。
私は【ahamo】と【povo】のどちらと契約するか悩んでいたのですが、今回の発表で【povo2.0】に移行することを決意し、つい最近契約をしました。
なので今回は、私が【povo2.0】を契約する際に調べ上げた注意点や、SIMカードが届くまでの日数・回線速度などについて書いていこうと思います。
これから【povo2.0】を契約しようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
これまでのpovoについて
これまで【povo】と呼ばれていたプランは、今後【povo1.0】と呼ばれるようです。
また、【povo2.0】の開始と同時に【povo1.0】の新規受付は終了しています。
つまり、既に【povo1.0】を契約していた人以外は、既存のプランを契約することは不可能だということです。
また、【povo1.0】から【povo2.0】に乗り換えた人が、もう一度【povo1.0】に戻るといったことも不可能です。
【povo1.0】から改悪された点
【povo1.0】から【povo2.0】にリニューアルしたことで、基本的にはユーザー側の自由度が高くなっています。
しかしながら、【povo1.0】から【povo2.0】 にかけて改悪された点も多少あるので、一応ご紹介しておきます。
24時間使い放題プランの値上げ
- 【povo1.0】:220円
- 【povo2.0】:330円
【povo】の売りの一つである、24時間使い放題プランが値上げしました。
旅行等で外出するような場合は、1日に使用する通信量が多いので、24時間使い放題プランが便利でしたが、若干の値上げをしてしまいました。
予想以上に利用する人が多くて、赤字だったのでしょうか?
超過分通信速度の低下
- 【povo1.0】:最大1Mbps
- 【povo2.0】:最大128kbps
【povo2.0】では、トッピング等をしない場合は、最大128kbpsの速度しか出ません。
【povo1.0】では、通信料が超えた場合でも、最大1Mbpsの速度が出ていました。
これは明らかに、トッピングなし(0円)での利用を制限するための処置ですね。
トッピングについて
トッピングの一覧はこんな感じです。
内容 | 期間 | 値段 |
---|---|---|
データ使い放題 | 24時間 | 330円 |
データ使い放題(7日×12回) | 7日×12回 | 9,834円 |
データ追加1GB | 7日 | 390円 |
データ追加3GB | 30日間 | 990円 |
データ追加20GB | 30日間 | 2,700円 |
データ追加60GB | 90日間 | 6,490円 |
データ追加150GB | 180日間 | 12,980円 |
データ追加300GB | 90日間 | 9,834円 |
DAZN使い放題 | 7日間 | 1,145円 |
smash.使い放題 | 24時間 | 220円 |
5分以内通話かけ放題 | 1ヶ月 | 550円 |
通話かけ放題 | 1ヶ月 | 1,650円 |
スマホ故障サポート | 1ヶ月 | 830円 |
私が使う可能性があるトッピングは、下記の2つですね。
- データ使い放題(330円/24時間)
- データ追加3GB(990円/30日)
20GBのトッピングを常用していたら、『それなら、ahamoでいいじゃん!!』ってなりますもんね。
月額990円に通信料金を抑えられるのは、中々お財布に優しいです。
というか、データ追加は30日といった日単位なのに、通話かけ放題は月単位なんですね。
そういう決まりみたいなものがあるのでしょうか。
【DAZN使い放題】は元々760円でしたが、値上げしました。
細かい注意点
180日間トッピングをしないと?
【povo2.0】は、基本料が無料のプランです。
つまり、トッピングを購入しなければ、『ずっと無料で利用し続けることが可能なのでは?』と誰しも思います。
しかし、そんなことはpovo側も対策をしています。
povo公式サイトに下記のような記述があります。
※180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となることがあります。また別途所定の手数料等がかかる場合があります。
半年に1回は何かしらの有料トッピングを買えということですね。
タダでずっと利用されては商売にならないので、当然と言えば当然です。
安く運用する方法
現実的な運用方法だと、330円/24時間の【データ使い放題】のトッピングを半年に一度購入する方法が、一番安く利用する手段になるのかな?
220円/24時間の【smash.使い放題パック】の方が一応安いのですが、普通の人は『smash.って何?』って感じですもんね。
私も今回調べてみるまで全く知りませんでした。
知らない人のために補足しておくと、【smash.】というのは、下記のようなサービスのようです。
「smash.」はスマートフォンでの視聴に特化した短尺のバーティカルシアターアプリ。
音楽・ドラマ・アニメ・バラエティなど、様々な映像作品を配信します。
このプランに入るくらいなら、月額500円のamazon primeに加入して、primeビデオを見ている方が有意義だと思います。
支払い方法
【povo2.0】の支払い方法は、新規の方はクレジットカードのみとなっております。
※一応、口座振替にする方法もあり(後述)
私の場合は、社会人になってからクレジットカードを作成していたので大丈夫でしたが、クレジットカードを持っていない人だと【povo2.0】の新規契約が出来ません。
学生の方などは、クレジットカードを持っていない人も少なくないと思いますので、まずはカードの作成から始めてください。
最近では、個人情報が全く載っていないクレジットカードも存在するので、カードの紛失などを恐れている人は、そういったものを利用してみても良いかもしれません。
口座振替にする方法
auからpovoへ乗り換える場合は、auで利用していた支払方法をpovoに引き継ぐことが出来ます。
なので、auの支払方法が口座振替だった人は、povoでも口座振替を利用可能というわけです。
また、新規契約の人であっても、契約後なら口座振替に出来るようです。
ですが、契約する際にはクレジットカードが当然必要なので、実質不可能ですね。
キャリアメールの廃止
【povo】では、キャリアメールが廃止されています。
キャリアメールとは、以下のようなアドレスを指します。
- @docomo.ne.jp
- @ezweb.ne.jp
- @softbank.ne.jp
まぁ、今は簡単にメールアドレスが作れる時代ですので、これに関しては、特にデメリットにならないですね。
キャリアメールで登録していたサイトなどは、アドレスを変更しておけば大丈夫でしょう。
有名なメールサービスには、以下のようなものがあります。
- gmail
- yahooメール
- outlook
SIMカード / eSIMについて
SIMカード / eSIM
【povo】では、SIMカード・eSIMに対応しています。
『eSIMとは?』という方のために簡単に説明しておくと、SIMカードの入れ替えが必要ない方式だと思ってくれれば良いです。
ただし、スマートフォンによっては対応していない機種もあるため、公式サイトから、自分の持っている機種がeSIMに対応しているか確認してください。
ちなみに、私の場合は【iPhone8】だったので、eSIMには対応していませんでした。
そのため、SIMカードの入れ替えが別途必要でした。
SIMカードが届くまでの日数
私がSIMカードの発注依頼をしてから、実際に届くまでの日数は、このような感じでした。
- 2021/10/02(土) povoのアカウント作成 & SIMカードの申し込み
- 2021/10/03(日) 回線の切り替え準備完了メールが届く
- 2021/10/04(月) SIMカードが届く
申し込みをしてから約2日で届いたので、中々迅速な対応だったと思います。
SIMカードが届いた!!
梱包
SIMカードは、ヤマト運輸の【宅急便 コンパクト】で届きました。
表面にも【povo】に関する記載がありますね。
内容物
パッケージには、『povo』という文字がデカデカと表記されています。
パッケージの中身
- スターターガイド
- SIMカード
- SIMカードを抜き取る道具
- povoのシール
内容物は、上記の通りでした。
povoのシールというのは、iPhoneを購入した時にオマケで付いてくる、リンゴマークのシールのようなものです。
シールなんて正直誰も求めていないと思うのですが、何故こんなものを付属してくるのでしょうか?
いつまで経っても、povoに切り替わらない
【povo2.0】が利用可能な状態になると、スマホの画面上部に【povo】という表記が出てきます。
しかし、私の場合は、中々表記が切り替わりませんでした。
『夜中に契約された方は、翌朝の09:00以降に利用可能になる』と書かれていたので、最初はそれが原因だと思っていました。
ですが、翌日の17:00を過ぎても回線が変わらなかったので、流石に何かおかしいと思い、原因を調べてみました。
povo2.0のアプリを確認
povo2.0のアプリを開いて、お手続き情報を見ると、以下のようになっていました。
これを見る限りでは、回線の契約自体は無事に完了しているようでした。
- 申し込み完了
- 本人確認完了
- 移転元への照会完了
- SIMカード出荷完了
- 回線切り替え済
- SIM有効化完了
これでは原因が分かりませんね。
※povo利用開始後に撮ったので、画像だと画面上部が【povo】表記になっています。
発信テストを行ってみる
auの発信テスト番号『111』に電話をかけても、『接続試験は終了です。ありがとうございました。』と音声案内が返ってくるので、やはり契約は完了しているようでした。
う~ん、よく分からん。
原因判明
それでは、なぜ【povo】が利用出来ないのでしょうか。
私の場合は、iOSのアップデートが出来ていないからでした。
[設定]⇒[一般]⇒[ソフトウェアアップデート]から、iOSのアップデートを行うと、画面上部に【povo】の表記が現れました。
これで【povo2.0】の契約は完了ということです!!
iOSって最新バージョンにすると、不具合なども多くて、更新を避けがちになっちゃうんですよね。
定期的にアップデートした方が良さげかもしれないです。
回線速度
せっかく契約が完了したので、回線速度も計ってみましょう。
トッピングなどは、何も付けていない状態でこんな感じです。
はい、遅すぎですね笑
アップロードに至っては、どれだけ待ってもテストが完了しませんでした。
LINEで文章だけを送るとかなら出来るのでしょうか?
快適に使おうと考えているのなら、やっぱりトッピングは必須ですね。
阿部寛のホームページで検証してみた
読み込み速度が爆速なことで有名な【阿部 寛のホームページ】は、トッピングなしの状態でも読み込むことが出来ました。
流石は読み込み速度の遅さを競う【逆タイムアタック】が存在しているだけはありますね。
トッピングが切れたときは、暇つぶしに見に行きましょう。
感想
【povo1.0】だと20GBがデフォルトで用意されていたので、在宅勤務が中心の私としては、やや持て余してしまうプランでした。
なので、外出機会の少ない私のような人にとっては、【povo2.0】は融通が利く丁度良いプランになっていると思います。
欲を言えば、5GBで1,000円くらいにして欲しかったのですが、しょうがないです。
とりあえず、2週間ほど使用してみましたが、やっぱり0円で運用するのは少し厳しいですね。
外でネット通信がほとんど使えません。
大人しく、データ追加3GB(990円/30日)のトッピングを購入するのが丸く収まる気がします。
余談
冒頭でも少し触れましたが、私は【ahamo】と【povo】のどちらと契約するか迷っていました。
その理由は、スマホの機種変更をどうすべきか悩んでいたからです。
私は【iPhone8】を2年程度使用しているのですが、画面も割れてしまっていて、丁度買い替え時なのかなぁと思っていました。
そんな時に【ahamo】が発表されて、【iPhone11】が格安で入手可能だということが判明しました。
しかしですね、【iPhone11】って指紋認証がないんですよね。
というか、最近のiPhoneは全て指紋認証がありません。
Lightningケーブルといい、何故ユーザーの意見に対して逆張りみたいなことをするのでしょうか?
ぶっちゃけ、【iPhone11】が指紋認証に対応していたら、迷わず【ahamo】にしていたと思います。
最近だと、中古市場で【iPhone8・iPhoneSE】が売れているようですね。
やっぱり皆考えることは同じなのでしょうか?
重いゲームでもやらない限り、スマホの性能なんて頭打ちですもんね。
ということで、私はひとまず【iPhone8】で【povo2.0】を契約して、今後数年やり過ごそうと思います。
画面割れの修理は、後日行いたいと思います。
スマートフォンの修理をしました
先日iPhoneの配送修理を行い、液晶画面を新品にしました。
配送修理に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。