突然ですが、皆さんは【イボ】が身体に出来たことはありますか?
私は中学生の頃、手の指にイボが出来てしまい、大変苦しめられた経験があります。
そして、大人になった現在、今度は足の裏にイボが出来てしまいました...
体質的に出来やすかったりするのでしょうか?
まぁ、1ヵ月も治療すれば簡単に治るだろうと思い、先日ようやく重い腰を上げてイボを治療しようと皮膚科に行ったのですが、私が想像していたよりも大変な治療になってしまいました。
なので今回は、皮膚科で得られたイボについての知識・体験談を共有しておこうと思います。
これからイボ治療をしようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
※記事の後半に患部の写真も載せていますので、見たくない方はブラウザバックしてください。
そもそもイボって何?
『そもそもイボって何?』という疑問ですが、あまりにも種類が多過ぎて一概には言えないようです。
私の場合は、足の裏に直径3mm程度の硬いイボがありました。
この場合は、専門的な言葉で【尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)】と呼ばれるようです。
実際に皮膚科で検診をしてもらった際は、そのように言われました。
他には、伝染性軟属腫(いわゆる水イボ)や、老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)といった種類があるようです。
なぜイボが出来る?
ウイルスが皮膚から侵入することによって、身体にイボが形成されます。
健康な状態であれば、皮膚からウイルスが侵入することはないのですが、表面に少しでも傷などがあると、そこからウイルスが侵入してしまうようです。
ちなみに、ウイルスが侵入してから発症までに3ヵ月~6ヵ月の猶予があるらしいので、どこで感染したのか正直よく分からないですよね。
この時間差が少し厄介で、イボが取れたと思ったら、数ヵ月前のウイルスによるイボが新しく形成されるいったこともあり得ます。
完治させるのは難しそうですね。
治療方法
医者の話によると、イボを治すような薬や根本的な治療方法は、残念ながら存在しないらしいです。
しかし、次のような治療をすることで、イボを皮膚から除去することは可能なようです。
液体窒素療法
液体窒素を綿棒に浸して、それを患部に押し当てます。
患部が低温火傷してしまうのですが、それによって細胞が死んで、イボの下に水膨れが出来ることで、時間が経過するとイボが取れるという仕組みです。
私は過去に液体窒素療法で治療をしたことがあるのですが、正直痛すぎるので二度とやりたくありません。
1回やっただけでは完治しないこともあるので、数週間~数ヵ月かけて、何度も同じ治療を行います。
私は複数イボが出来ていたので、半分拷問を受けているような気持ちでした笑。
イボによっては、液体窒素療法をした後に内出血が起こるようで、水膨れの中身が全部血になったこともあります。
イメージとしては、手の指に黒いBB弾が付いているような感じになっていました。
液体窒素療法の体験談はこちらです。
早く確実に治したい方は、こちらの方法がオススメです。
ヨクイニン療法【ハトムギ】
ヨクイニンというのは、ハトムギの皮を除いた種で、古くからお肌のために用いられてきた薬です。
簡単に言うと、漢方薬の一種ですね。
ハトムギはお茶や化粧水などにも使われているので、馴染み深い人も多いかと思います。
この漢方薬を毎日飲むことで、イボがポロっと取れるようです。
医者の話によると、ある日突然無くなっていることが多いようでした。
幼稚園児ぐらいの年齢から使用出来るそうですが、年齢が高くなるほど効果が薄いと言っていました。
医者に色々質問してみた
せっかくお金を払って診察してもらっているので、気になることは全部聞いておきました。
どの程度の期間で完治する?
足の裏にイボがあるのですが、どれくらいの期間で完治しますか?
足の裏には角質があるので、完治するまでに時間がかかります。
治療には、約6ヵ月程度かかると思ってください。
6ヵ月もかかるんですか!!
それって治療方法によっても差はありますか?
液体窒素療法とヨクイニン療法のどちらも6ヵ月程度かかります。
おすすめの治療法は?
結局のところ、どちらの治療方法がおすすめですか?
より効果が見込めるのは液体窒素療法ですが、定期的に治療するため、病院に通わなくてはいけません。
足の裏には角質があって治療しづらいと言っていましたが、皮膚を削ってから、液体窒素を押し当てるのですか?
そうですね。
メスで表面を削ってから、液体窒素を使用します。
値段が安い治療法は?
どちらの方が、治療費が安いですか?
え~、ちょっと待ってくださいね~
(辞書のようなもので値段を探している)
ヨクイニン療法の方が安いですね。
1ヵ月の薬代で、1,000円くらいです。
イボの治療は保険が適用がされるので、それほど高くはないです。
※実際に払った金額は、記事の後半で紹介しています。
イボコロリは効果がある?
市販されている【イボコロリ】とかって効果はあるのですか?
あぁ、あれはダメですね。
イボを削るだけなので、治療になりません。
逆にウイルスが飛散して、イボが増えることになります。
メリット・デメリットまとめ
液体窒素療法
メリット
- 一番確実にイボを治療できる
デメリット
- 治療がとにかく痛い
- 足の裏などの治療の場合、歩行が困難になる
- 頻繁に皮膚科に通う必要がある
ヨクイニン療法
メリット
- 比較的安い【液体窒素療法が高いわけではない】
- 1ヵ月~2ヵ月程度の頻度で皮膚科に通える
- 肌荒れにも効果あり【認識出来ていないイボ等】
皮膚科の先生曰く、3ヵ月分の錠剤を一度に出すことも出来ると言っていました。
今回は初診だったので、1ヵ月分しか錠剤をくれませんでした。
デメリット
- 確実に完治するのか分からない
- 錠剤の量が多い
ヨクイニン治療にしてみた
結局、私はヨクイニン療法を選択しました。
理由としては、私が認識していないイボにも効果があるかもしれないからです。
他には、歩行が困難にならないことや、皮膚科に通う頻度が少ないという理由もあります。
写真に写っているのが、1ヵ月分の錠剤です。
やっぱり多いですよね笑。
朝昼晩に6錠ずつ、合計18錠を一日に摂取しなければいけません。
湿気に弱い錠剤のようで、乾燥剤がたくさん付属していました。
保管する場所は、直射日光が当たらない場所がおすすめとのことです。
また、『ビン詰めされているものより、ビニールに入っている錠剤から先に使用してください』と言われました。
飲みやすさ・食べやすさ
ヨクイニン錠剤は、飲むだけではなく、食べて摂取しても大丈夫とのことです。
処方箋を貰って、薬局でヨクイニン錠剤を受け取る際に、薬剤師の方から『ポリポリと美味しくいただけます。』と言われました。
『錠剤が美味しいわけないだろ』と思い、実際に食べてみたところ、物凄い素朴な味がしました。
例えるなら、たまごボーロから甘さを抜いたような感じです。
1週間ほど飲んだり食べたりしてみましたが、飲むよりも食べる方が楽でした。
毎回6錠も飲むのは、流石にきついです。
大抵の人は、食べるようになるんじゃないかな。
不味いわけではないのが救いですね。
治療費
実際に支払った治療費に関しても、詳細に記載しておきます。
保険適用で3割負担でした。
皮膚科で払った金額
- 初・再診料:288点
- 投薬:68点
合計356点で、金額としては1,070円でした。
薬局で払った金額
- 調剤技術料:157点
- 薬学管理料:57点
- 薬剤料:330点
合計544点で、金額としては1,630円でした。
ヨクイニンは1錠あたり5.9円らしいです。
2回目の通院
治療を始めてから1ヵ月が経過したので、もう一度皮膚科に行ってきました。
ちなみにイボの様子ですが、1ヵ月前と何も変わっていません。
2回目に貰った錠剤の量
前回は初診だったので、1ヵ月分しか錠剤を貰えませんでしたが、今回は3ヵ月分貰えました。
画像を見てもらえると分かると思いますが、圧巻の量ですね。
年末年始を挟んでいるので、病院に行く機会が減るのはありがたいです。
2回目の治療費
皮膚科で払った金額
- 初・再診料:125点
- 投薬:68点
合計193点で、金額としては580円でした。
前回よりは安くなっていますね。
薬局で払った金額
- 調剤技術料:166点
- 薬学管理料:43点
- 薬剤料:990点
合計1,199点で、金額としては3,600円でした。
前回の1ヵ月分の値段が1,630円だったので、今回の3か月分の値段が3,600円なのはお得ですね。
次からは可能な限りまとめて貰うようにします。
治療経過
治療前
冒頭でも軽く説明しましたが、左足の裏に直径3mm程度の硬いイボが形成されました。
触った感触は、やや硬い皮膚といった感じです。
途中経過
ヨクイニン錠剤を飲み始めてから、約1ヶ月半経過した様子です。
写真上では何も変わっていないように見えますが、少し乾燥してきている印象でした。
治療後
ヨクイニン錠剤を飲み始めてから、約2ヶ月経過した様子です。
以前よりも乾燥してきており、『そろそろ取れそうだなぁ』と思って爪でカリカリしていると、ポロッと剥がれ落ちました。
念のため、皮膚科に行って経過観察をしてもらいましたが、完治という判断になりました!!
思っていたよりも順調に治療が進んだので、ヨクイニン錠剤にして良かったです。